セミナー感想(2)

(ピオブラ・カフェによるセミナーの感想をご紹介します) 


「内なる芸術性を目覚めさせるコース」では、さまざまなシチュエーションの中で、自分の内面の感覚を見つめることを余儀なくされた。

 

まず歩くことから始める。歩きながら、歩いている自分が何を意識しているのか観察する。インストラクター自身、内面の感覚を研ぎ澄ませるために、来る日も来る日も森を歩いたという。古今東西の詩人や音楽家も散歩を常としたのが肯けた。

 

台風が来る前の穏やかな秋の日のもと、私たちは近くの緑地帯に向かって歩いた。その10分足らずの間、私たちはそれぞれに五感を使って自然のエレメントを意識しながら歩いた。目的地に到着し、道中気がついたことや、その場のシンクロニシティーを読んだ。風にはためく旗、木の梢高く飛び交う鳥たち、風にのって運ばれてくる匂い。


インストラクターは同じ道を歩くあいだに、とても多くのサインを読み取っており、衝撃を受けた。ふつうの人が見えないものを見、聞こえない音を聞くこととは、努力次第でできるのだと希望がもてた。


さらに内なる芸術性を目覚めさせるには、自分を取り巻く周りの世界との共生が大事で、いつも気づかないうちに恩恵を与えてくれている自然の要素に対する視点は目からうろこだった。


またダマヌールの芸術の手法である集団で作品を創るワークは、瞬間に生きるかのようなとてもワクワクと楽しい作業になった。ここでも自分の中の感覚と自分の周りの人たちの感覚と間で、絶えず絶妙なバランスをとることが求められた。


そして夢を覚えていることや、シンクロニシティーを生きることが、セミナーのあと確実に多くなり、今も続いている。


「千里の道も一歩から」まさにその一歩を踏み出したように感じる。

(C.Tさん、女性)