こんにちは、ヤママイです

こんにちは、YAMAMAIと申します。
YAMAMAIはイタリア名で、日本語ではヤママユのことです。

今まで仲間が日々にご紹介したように、この6月の夏至の折に、ダマヌールで我々日本人は全員、ゲームオブライフで挑戦すべき大切な項目の一つである、動物名を獲得することができました。


きっと日本人は頭が固いので、この際大きなこれらのチャンスを与えて、ゲームオブライフの神髄であるファンタジーとユーモア―のセンスで、変容し続けるようにとの大きな配慮だと感謝致しております。

実際に長年慣れ親しんできた名前ではなく、お互いを動物名で呼び合ってみると、落語の熊さん、八っつあんのような、何とも言えない軽妙なおかしみがあってとても素敵です。

実はずっと、小さい時から親しんできたある動物名がほしかったのですが、人気があってその種のあらゆる名前はすでに他の人が獲得済みでした。動物名は多いが、昆虫が少ないので、もし構わなければ考えて見てという提案に、真っ先に浮かんだのがこのヤママユでした。

ヤママユは天蚕と呼ばれ日本の天然固有種です。家蚕のカイコと同じように繭から絹を取ります。今、富岡製糸場が世界文化遺産になって日本の絹の優秀性が再脚光を浴びています。
私が生まれた島根の田舎でもかっては養蚕をしている農家があり、桑畑は身近な風景でした。

初めて見た養蚕の現場での、お蚕さんが桑の葉を食べる音にはびっくりしました。遠い記憶ですので、それが小学校の授業の一環だったのかどうかは定かではないのですが、お蚕さんのあまりの可愛さに、我が家でも桑の葉をもらってきては飼った体験があります。

その後しばらくして、夜中に美しい蛾が飛び込んで来たことがありました。父がこれはヤママユと言って、この前飼っていたお蚕さんとは違って、野生の繭を作るんだよと教えてくれた光景をありありと思い出したのです。

二度目の出会いは筑波山の中腹でしばらく暮らしていた折にありました。高いクヌギの木の葉陰に萌黄色をした野生の繭を見たとき、一瞬にして父と眺めた図鑑の絵とヤママユの姿が思い出され、青空のもと繭が輝いていて、時を忘れてうっとりと眺め続けました

それらの思い出とともにヤママユが獲得できたことは本当に幸せでした。
卵―幼虫―蛹ー成虫と完全変態する変容のシンボルでもあるからです。

今日はブログ初デビューで要領を得ず、前半で終わりにします。
次回とんでもない後日談を含めて、この続きを書かせていただきますので、またお立ち寄りください。

また、この10月、今まで当ブログを担当した仲間で企画したセミナがあります。
我々も初めてで参加を楽しみにしています。
どうぞご一緒に、ご自分の中に眠る美の源泉発見に出かけてみませんか!

CON VOI

YAMAMAI

(picture taken by Clemens Nestroy at 2005-08-30、License: CC-BY-SA-2.5 and GNU FDL

http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Antherea_yamamai.JPG)