セミナー感想(1)

(今回から「内なる芸術性を目覚めさせるコース」セミナーに参加されたみなさんから頂いた感想をご紹介していきます)


セミナー終了後、悪夢を見た次の日の車の中、ふと思ったことに、小さく感動したので書きます。

ふと思ったことは、こうでした。


「ひとりの人間の仕組みは、まるでひとつの会社組織のように、部署ごとに分かれている。…のかも。」


セミナー中、その後を含めて、自分の身に起こる出来事が、自分には制御できない大きさで膨らんでいくように感じます。

因果関係を求めたがるのが人間ですが、ほとんどの出来事の因果関係は、実は知らないまま生活していて別に平気。

「なぜ、いま、コーヒーが飲みたいのか…」きっと、生理的分析や、精神的分析をしていったら、因果関係を理解することはできるのだろうけど、そんなこ としたことない。

でも、それでいいと思える。

おもしろいものをつくってる会社のスタッフは(スタジオジブリとか)、過度の干渉をしない。信頼し合っているからだ。

「あいつらがつくるものだ。おもしろいに決まってる」

信頼し合ってるから、他の部署が何をどう進めているのか、細かな監査は必要ない。


「よくわかんないけど、うまくいってる。そういえば、このコーヒー、すごくおいしい。」


うまくいってるときは、知らないところで、すべてがうまく回転するものだと思う。



が、しかし、現実はそう簡単には回転しない。

ほんの少しの怠け心で、ほんの少しのすれ違いで、歯 車は外れてしまう。

不安は不満になり、不信となって互いに激しく干渉し合うことになる。

そうなれば、回転は別の方向に力を向けて、やがて会社全体が揺らいでいく…。


「身体って、会社だなぁ…。」


このことに、小さく感動した上で、このセミナー。

このセミナーで僕が得たものは、歯車が外れそうなときの、一服のコーヒーの大切さでした。

ちょっと待てよ、と立ち止まって、いつもとは違う道を選んでみる。

分単位で動く仕事の最中に、席を取ってコーヒーを飲む。

難しいねえ…と腕を組むのをやめて、そもそも…と動機に立ち返る。

こんな、会社運営の方法でした。



目覚めのい い朝なのに、悪夢を記憶していたり、

不幸が続いていると思ったら、巨大な幸福への、それらは伏線だったりもして。


それぞれの部署で、それぞれの出来事が起こってる。

それらが密接にかかわり合って、いまの自分が動いてる。

自分の身体を信頼し始めている今日このごろです。


会社の中の内なる芸術家は、実はトイレ掃除のおばさんだったりして。


(Cくん、男性)