8歳の息子の話です。
先日、母親が買ってきた新しいipadminiを、母親の留守中に息子が探し出してきて触ってしまいました。
ipadは起動するとパスコードという暗証番号を入れるようになっているのですが、それを6回失敗すると、ロックがかかってしまって起動できなくなるように設定されています。盗難や、不正アクセスを防止するためなのですが、帰宅した母親がそのことに気づき、ちょっとした問題に、、、(^^;)
結局、一定時間経つとロックは解除される仕様になっているようで、翌朝には無事に起動できるようになっていた。ということでひとまず事なきを得たのですが、母親にとってショックだったのは、普段はちゃんと言うことを聞いている息子が、母親の眼を盗んで勝手に大切なモノを触ってしまったということのようです。
一方の父親としては、自分の同じ年頃の頃を思い出してみると、そんなことは日常茶飯事で、父親の書斎に忍び込んでは面白そうな本を探しだして、こっそり返しておくなんてことはなんとも思っていなかった。さすがに、何かを壊したりしたことはなかったはずだが、男の子だったら当たり前?そうやって好奇心に付き動かさされながら、いろんなことをやらかしては、叱られ、そのことから何かを学んで成長していくのではないのかな。
いや、だからといってなんでも思うままにやってOKというわけではないし、男ってそんなものなんだよと開き直りたいわけではない。どこかで内なる好奇心と家庭や学校、社会との折り合いをつけなくてはならないことは確かだ。家庭内であれ、学校であれ、ルールを守らなかった時のペナルティはしっかりと受け取らないと、このことから学んだり考えたりする機会を失うことになってしまう。
息子にどうして母親が帰ってくるまで待てなかったのか聞いてみると、
「面白そうと思ったら自分で自分を止められないんよ」
とのこと。へぇ、今時の8歳児はそれほどまでに自分を客観視できるの?
自分のその年頃に、そんなにも周りのことを意識していたかしら?
子は親の鏡というけれど、そう思うと、自分のような社会のはみ出し者でも、ずいぶんといろいろなものをどこかにしまい込んで忘れてきたような気がする。
そろそろ、そういった「過去においてきた忘れ物」を、もういちど改めて見つめなおして取り戻すかして、改めて取捨選択してもいいような気がするのです。
もちろん、11月22,23日の「魂の肖像」の1.5日セミナーって、これにも役立つものですよね?
アユ