良質なハチミツは、ミツバチ達の円滑なコミュニケーションの賜物

私の養蜂の先生が、ハチミツの品評会で、
今年も大きな賞をもらい、新聞に掲載されていた。
 
我が家の近くの養蜂家もその先生の蜂場の近くで採蜜していたが、
賞はとれなかった。
プロの養蜂家が近くの場所で蜜を集めているのに、
なぜ、この先生のハチミツとの差ができるのか?
 
この疑問を、そのまま、先生に投げかけると、
開口一番「それは、強勢群だからですよ。」との返答。
 
そこで、さらに質問した。
「強勢群だと、なぜ、良いハチミツが採れるんですか?」
すると、先生いわく、
「強勢群は、蜂が元気で数も多いでしょ。
 だから、良い樹を探す力がある蜂がたくさんいるから、
 他の群より多くの情報が集まるでしょ。
 それで、たくさんの情報の中から良い蜜がとれる樹があると分かったら、、
 その樹がちょっとくらい遠くても、大群で向かうからね。」
 
そうかあ。
つまり、まず、元気で健康なミツバチを育てて、
多くの情報の中からおいしい蜜を出す樹に大群で群がることのできるような
強勢の群を育てればいいということなのね。納得!
 
それにしても、
たくさんの偵察隊の蜂さん達が集めた情報を
ちゃんとコミュニケーションし合って、
目指すべき蜜源の樹まで特定してしまうミツバチさん達って、
ホントすごい。
 
このミツバチさん達の驚くほど進化した社会は、
彼らの自身のコミュニケーション能力があってこそ。
 
私達人間のグループでも、同様のことが云えるのでは?
 
                    RANA