いのちの種まつり

今年も岐阜県で3月に行われる「いのちの種まつり」に行くことを予定しています。
またまた、珍しい在来種の種を仕入れたり、そこに集まってきている人々と友達になったり情報交換していきたいと思ってます。
3年前にもこの祭りに参加し、「ふくゆたか」という在来種の大豆を手に入れ、種を継いできました。とても大粒で、煮豆にすると、とんでもなく深い味わいでおいしく、お豆腐にも適している種のようです。
今年の出来栄えはあまりよくなく、虫食いや粒の小さいものやカビかけたものや、ゆがんだものが多かったです。
ゆがんでたり極端に小さい大豆が混じるのは遺伝子の多様性がなせる業なのでしょうが、どんなお百姓さんが栽培しても、これくらいの頻度で雑多な形の大豆がうまれているのかなあ。
などと思いながら、鞘から種を一つ一つ取り出す作業を根気強く続けます。
こんなマメな手仕事をのんびりタネと会話しながら楽しめるのも、自家採取の魅力の一つ。
種をまき、双葉になって伸びて、またタネになるという植物の一生をつぶさに見させてもらって、大豆という植物の命と私の命が共鳴することを感じる時間が私は大好きです。
これを私だけの楽しみにせず、沢山の人々にシェアーしたいなあ、と昨今思っています。
特にまだ感性の柔軟さがある子供たちに。
それじゃあ、今年はもっと大量生産して味噌作りまでやるか。
大量生産だったら、早めに収穫して枝豆ビールパーティーもできるしなあ。
疲れた大人たちの癒しの場にもなるかもよ。
などなど、夢という名の楽しい妄想は無限に広がっていきます。