エグレッタです

こんにちは、エグレッタです。

 

イタリアのダマヌールでは、動物名を獲得した人達は、みな動物名で呼び合います。

イタリア語が全くわからない時は、ごく普通の名前で呼んでいる様な気がしていましたが、だんだんわかってくると、思わず笑ってしまうというか、楽しくなってきます。

 

れっきとした大人同士が、”タコさん”とか”イカさん”とか”キリンさん”とか”クマさん”とか”カエルさん”とか”コンドルさん”とか・・・・・、大真面目でやっているのですから・・・ね。 


ダマヌールの市民になると皆、動物名を獲得するのに情熱を注ぎます。

自分が、”これだ!、これがいい!”と言っただけではダメなんです。まず、誰かに既に取られていたらアウト。 大丈夫だったら、皆の前で表明して(何故この名前かという理由だけでなく、その姿、形、性質、イメージと、ご本人のイメージも合わせて・・・・)、皆が”賛成!!”と言ってくれないとダメなんです。 そしてめでたく動物名が取れると、”おめでとう!”と祝福します。(何かフツーの常識感覚では、不思議です・・・・)

 

ダマヌールを訪ねて、あの人の名前は?と動物名を聞くと、もう笑ってしまう位ピッタリ嵌っているのに驚きます。(元々似ていたのか、名前を名乗るから似てきたのか??)

 

ダマヌールのゲーム・オブ・ライフでは、この様に人生そのものをゲーム感覚で楽しんでしまうという一面があります。こう言うと、とても軽く聞こえるかも知れませんが、現実的には誰の人生にも必ず様々な困難があります。が、それらをポーンと突き放して、まるでこれも一つのゲームさって思えると、今迄自分をがんじがらめに縛っていた様々な呪縛から解き放たれて、変わる事ができるのです。それに、何と言っても楽しいですよね。

 

ダマヌールの哲学では、人間も動物も植物も鉱物も、皆地球の生命体の仲間なんです。

其々異なったその種独特のフリークェンスを持った生命体として捉えています。

だから、動物名を取るという事は、人生に”豊かさ”を手に入れる事でもあるのです。

 

私の名前は、エグレッタ、白鷺です。 

翼があったらいいなあ、空を自由に飛べたらいいなあと、思っていたので、動物名は鳥にしました。

鳥の中でも、白、白、白鳥はきっともういるだろうし・・・・、そう白鷺だ!と直観的に思いました。鷺の仲間は沢山いますが、体が真っ白な鷺を、白鷺と言うそうです。

でも、白鷺は春先に田んぼにやってきて、カエルや昆虫や魚を食べるので、仲間から”白い目”で見られているんじゃなかろうかと、内心ヒヤヒヤしている私・・・・・です。

 

(写真はhttp://jp.freepik.com/free-photo/fly-egret_642930.htmより)