精神家族



5年くらい前に、ダマヌールのパーソナリティのセミナーを受講しました。
25、6歳くらいだったかな。

「誰もが多重人格なんです」
含みのある、こんな話し出しから始まったこのコースは、当時の僕の眼から、
ウロコを何枚も落としてくれました。

普段の生活の中で、急に気分が変わって昼食のメニューを変更してみたり、
昨夜良いと思って書き留めたアイデアを、起き抜けに見返して赤面したりと、
特別きっかけがないのになぜこんなにも精神に変化があるのだろうと
疑問に思っていました。
なので、
「誰もが多重人格なんです」
この一言に、僕は激しくうなづいたことを覚えています。

コースの中で、僕の中に、3人の主要な人物を見つけることができました。
今ではもう少し多い人数で賑わっている僕の精神家族なのですが、
そのときは3人しか明確に見つけられませんでした。

5年経った今も、この3人の人格が、精神の骨格を形成している感じがします。
自分のパーソナリティを明確にして、特性をつかみ、その一人ひとりを平等に認識する。
これだけで、どれほど実生活の質の向上を実感できることか!

複数のパーソナリティをもつ人間が、これまた何人も集まるのが人間社会なのだから、
同じ人間に会っていたって、毎瞬が一期一会なのだなーと思えてきます。

人間ってホントにおもしろいなー

CLIONE