アゲハチョウにまつわるお話、その一


私はダマヌールで、マカオーネ=アゲハチョウという動物名をもらいました。
ということで、マカオーネにまつわる体験談を書きたいと思います。

何年か前に、食べたミカンがおいしくて、その種をプランターにまいた。
そうしたら、しっかり芽吹いて、あれよあれよというまにに大きくなっていった。
そして、いつごろからか、毎年、うちのベランダのミカンの木にアゲハ蝶が産卵しに来るようになった。
 
今年も7月に一匹が巣立ち、二匹目が熱い8月のさなかに飛び立っていった。
よくもまあ、街中の5階まで飛んできて、卵を産む場所を見つけるもんだ。
 
まだ1メートルたらずのミカンの木なので、5匹以上の幼虫が生まれてしまった場合、葉っぱがなくなって本体が弱ってしまうので、幼虫たちは室内に移動させ、飼育することにしている。

毎年、近所の駐車場のミカンの大木の葉っぱを拝借し、せっせと彼らのために食べ物を運んでいるうちに、私はアゲハ蝶に特別な思いを抱くようになっていった。