先日「天使の店アンジェロ」で、植物の音楽会を開きました。
アンジェロは、 イタリアのインテリアや天使グッズで埋め尽くされた不思議なお店 です。
オーナー自身も、 何年も前に個人的にダマヌールを訪問されており、 とても好意的に場所を貸して下さいました。
本当にありがたいことです。
さて、植物の音楽会ですが、 この日は私がいつも演奏をお願いしている植物が元気がなく、 友人の植物に登場してもらいました。
いつもだったら少し待つとたくさん歌いだすのですが、 この日はなかなか歌ってくれませんでした。
どうしてかなあ~と、 つなぎ直したり様子をうかがって待ってみたり。
そして、お客さんが来てもまだあまり歌わず・・・。
でも、「まあ焦ることないわ」 とダマヌールのスライドを一緒に見たりお菓子を食べつつ、 会話を楽しんでいました。
しばらくして、参加者の方が「植物も寒いんじゃないの?」 と植木鉢を手で温め始めました。
実は、アンジェロは、大きな倉庫をそのまま店にしたようで、 エアコンを効かせても足元がとても寒く、 底冷えがしていたのでした。
面白いことに、植物はすぐに歌いだしました。
エアコンの暖かい風が吹いてきても歌いだし、 どうやらこの植物は南洋系のものだから寒いと歌わないのかも、 という話になりました。
彼女は自分は緑の指ならぬ茶色の指?( 何個か植物を枯らしてしまったらしい)だとか言ってました。
でも、 植物の根っこにかざす手のエネルギーによって歌いだしたというの は、単に暖かくなったからというだけではなく、 明らかに植物に好かれているように私には感じられました。
そんな感性を持っている人に出会えたことは、 私自身にとってもすごく嬉しい出来事でした。
本当に偶然ですが、後から聞くと、 彼女は私のちょうど10歳年下の同じ誕生日の人でした。
植物が取りつなぐ不思議な縁、ですね。
こうして、 小さなダマヌールの広報活動をほとんど亀の歩みのように、 細ぼそと続けていますが、一つ一つの出会いを大切に、 光を確実に灯していきたいと思っています。