「ホンモノ」ってなあに(Clione)

 


「この人の言っていることは本当か?」

「目の前にある、これって、本物?」

 

 

世界屈指のサブカルチャー大国だからでしょうか。日々、新しい価値観と出会いやすい、今日の日本です。

 

そんなこの国で、数多のニセモノの中からどうやってホンモノを見つけ出す?

みんなが持っているから、それはホンモノ?

専門家のコメントがあれば、それはホンモノ?

誰も知らないことだから、逆にホンモノ?

科学的な証明をもって、やっとホンモノ?

 

これについては、僕はまったく見分けがつきません。

ホンモノかニセモノかなんて、わかりっこない!

っていうか、ホンモノって一体なんなんだ!?

 


 

混乱状態のまま、社会人となり、決めることはやっぱり決めなくてはならなくなり、実際に、たくさんのモノゴトを決断し、選んできました。

そんな中で本能のように身につけた、ホンモノの見分け方、それは、

 

「細胞が沸き立つかどうか」

 

なのでした。なんの根拠もなーい笑 わーい

つまり、ニセモノでもよいのです。今の自分にとって必要な文化、価値観であれば、ホンモノかどうかなんてどうでもよいのだということに気づいたのでした。

 

以来、ぼくは、ホンモノの見分けることが魔法のようにできるようになりました。人間の端くれである自分の、体の芯が震え、細胞が沸き立つのであれば、それはやっぱり、人間にとってのホンモノのひとつなのではないかと思っています。