「知識には人生を変える力がある!」
ならば、どんなふうに学べば本当に人生をより良く変えられるのか?
このことについてぼんやり考えていたとき、遠い小学校時代の記憶の中に、
「知識は行動を通して世の中のために使って初めて、その価値をもつ」
という言葉が残っていることに気付きました。
小学校高学年のときのこと、郷土の偉人について学ぶ授業で、上杉鷹山の師として知られる細井平洲という儒学者が学問をする上で最も大切にしていた考え方だと学習したことを思い出しました。
知識は確かに力をもっているけれど、
その知識の力を行使してこそ、
行動あってこそ
知識をもった価値がある
ということでしょうか?
我が郷土の偉人の細井平洲先生は。まさにこのような「実学」そのもののような方で、
小学生時代にその生き様を学べたのは、ラッキーだったと
今になってしみじみ思います。
でも、この実学という言葉から、
「知識の持ち腐れ」状態ならば、
それは、「実学」の反対の「虚学」になるのかなと思っていたら、
武学の世界の言葉では、「死学」というそうです。
ちなみに、武学の世界では、
知識も行動も無いのが「虚学」
知識が無く行動が有るのが「実学」
知識が有り行動が無いのが「死学」
知識も行動も無いのが「虚学」
知識と行動の両方が合一しているのが、「活学」
だそうです。
となると、我が細井平洲先生は、この場合、「活学」にあてはまるお方となります。
さて、前置きが長くなりましたが、
上の写真について、ちょっと説明します。
これは、只今セルフビルド真っ最中のログハウス・・・の模型であります。
実は、昨年の6月に畑で作業中に突然、
「この場所にログハウスを建てよう!」なんて思いつき、
「ログハウスの本に作り方全部書いてあるから、大丈夫、できるできる。」と家人をそそのかし、この春から作り始めています。
ところが、現状は・・・
本や図面でやり方を知っているのと、実際やるのとは大違い。
ちゃんと、模型を作って、失敗を繰り返しながらでも、確実に進めていかないと
とてもできる代物ではない
ということがつくづく分かりました。
というわけで、急がば回れということで、
日中のセルフビルド作業後は、本を片手に模型作りもしています。
昔と違って便利な今の時代、
知識はインターネットで調べたり人に聞いたり本を買って読んだりすれば手に入る。
だけど、それを本当に使うって、ホント根気の要るコトなのね。
でも、体を使って、皆で協力して何かを具現化するという作業は、
知識の力を活かしているっていう実感があり、
体の疲れもふっとび、心にはワクワク感がわいてきます。
孫ができる歳になってからのセルフビルド、
知識を保持し考える脳みそだけでなく、
肉体全体をメンテナンスしながら
愉しみながらやることが
「活学」への道に通じるかもしれない・・
と思う今日この頃です。
(RANA)