頑張ること・・

「正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい」

 

最近、ふと気になった言葉です。

私は以前は、こうあるべきだ~が強くて、外にもそれを求めたりしていました。

今でも、自分が正しいと思うこと、正しいと感じること、ついつい強く出てしまうことがあり、反省します。

正しいは人によって違うというという考え方をするようになり、最近は少し緩んできましたが。

 

 

精一杯頑張ることについても

以前は、人と比べたりしてましたが、最近は人それぞれ、持って来た役割や課題が違うだけで、

皆、自分の与えられた場所で、環境で、精一杯生きているんだよな~と、思うようになって来ました。

良い悪い、上下、比べたり、評価したりもなく、自分の内にベクトルが向いていることが増えました。

 

精一杯頑張っている、それは人と比べるものではなく、自分自身しか分からないと思うのです・・。

自分を正確に評価できるのは、自分自身で、自分は全てをお見通しで。

私の介護生活の例ですが、以前私は、認知症の母親の昼夜の世話と仕事を抱えて、出来ることを

頑張るしかないとやってましたが、

それをしない人がいても、出来ない人がいても、その人が精一杯頑張ってない・・、とは思いません。

私も、そんな日々が続けれる訳ではないです、体調に支障が来ます。

私が指標にしているのは、病気、けが、事故で、それらが来た時には自分を省みるようにしています。

さぼってないか、頑張り過ぎてないか、焦ってないか等、自分を観て修正します。

 

結果だけをみて、頑張っている、頑張っていない、ついついやってしまいがちですが、個人の能力の差は

あるわけで。

私が願うのは、本当に精一杯頑張っている人が、人から頑張ってないと言われて、傷つかないように、

です。

「あなた頑張っているよね~」と認めて貰えなくても、せめて、「あなたは頑張ってない・・」と言われないように。

 

「正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと気付いているほうがいい」

 

多分、私も人を傷つけていたし、傷ついた自分も居ます。

たまたま目にした言葉ですが、全て意味ある事だと感じています。

 

そして、自分自身も大切に、です。

結果が出せないから、私は頑張ってないんだとか、頑張りが足らないんだとか、自分を責める場合もありますが、結果にこだわり過ぎず、人と比べたりせず、自分を信じて自分のペースで頑張れたら良いですね。

自分の中の、大きな善を信じて、それは唯一の真実かな~と思います。 

最後に、以前、私がアドバイスされた言葉を紹介します。

「常にいつでも100%で頑張っていてはダメ、例えば崖から落ちそうになり腕1本で這い上がる、

そんな時に最後に出せる力、

誰かを助けなければいけない時、いざという時に出せる力を残しておいてね、

少し余力を持って頑張ってね」

なるほど~と思いました。

張りつめた糸が弱くて切れてしまうように、少し緩めて頑張っていた方が強いのかもですね。

自分自身に余力を残して頑張る、継続するためにも、大切かもですね。

  

Ballerina


 

文中の詩は下記より引用

 

いまを生きる言葉 ~詩人・吉野弘の世界~

「正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい」

 

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3606.html