どのように継続していくか

ダマヌールにおける”持続性”とは、環境保護の最前線に立つ事や、経済成長、社会的責任を果たす事を意味します。

また”実働システム”とは、個人的な、そして共有の資源である時間の管理から、共同の大きな投資に至るまで、様々な領域に渡ってます。

例えば、電気や暖房など、家庭で使う必要なエネルギーを作り出す事のできる家の建築等です。

また、周囲の環境を改善し、節約を学ぶ為に、日常の習慣を変えるべく日々注意を払う必要があるとしています。

コミュニティーで暮らすダマヌリアン達はバイオ原料で家を建て、日々再生可能なエネルギーを利用しています。ソーラーパネルから光電力を採り、地熱をバイオ暖房に利用しています。

大地からは季節毎の有機生産物、野菜、果物、穀物・・・を収穫します。

また動物やミツバチの飼育、ニワトリ、うさぎ、雌牛、アヒル、ターキイ等々も。

森や田畑、テリトリーを整え、”Imhoff”タイプのバイオシステムを利用したり、汚水(グレーや黒くなった水)を植物の浄化力で浄化する装置を設置したり、雨水を集めて家庭で使う水の水源を浄化したり、バイオや植物由来の洗剤を利用したり、食物の生ゴミを農業に再利用できる様にして、入念な注意を払いながら様々な収穫を得ています。

実際、自然と共に生活する上でテクノロジーを避ける事はできません。

むしろ、人間と環境にとってより賢い方法でテクノロジーを利用していくのです。

資源としての時間

ダマヌールでは大きな冒険を共有し、日々ユートピアというものを実践しています。

この夢に情熱と責任を持って生きているダマヌールに関わる人達は、人生を価値あるものにするという理想に向け、自分自身のエネルギーと時間を、自身だけでなく全体にもたららします。

ダマヌールで繰り返し聞かれる“複雑さ”という表現があります。

”複雑さ”という意味は、ダマヌリアンひとりひとりが市民としての責任を持ってコミュニティーで生活しながらも多様性に満ち、共同体により豊かさをもたらすために様々な側面で成長していくという意味です。

ダマヌールは、すべてのダマヌリアンのものです。一人ひとりの貢献は、みな同じように大切なものです。個人個人、独自の役割と働きがもたらされているのです。

すべてのダマヌリアンは、自身の生活を維持するための時間以上に、より共通の目的の実現のために自分の時間を提供します。

例えば”人類の神殿”での芸術活動や、森を守り維持するための清掃の仕事などです。

それぞれの人は可能な限り、必要性に応じて時間と労働を自発的に提供します。

このように、時間を提供する献身的な労働を、”テラッツァツーラ”と呼んでいます。この”テラッツァツーラ”が、”人類の神殿”や他の多くのオペレーションの実現の鍵となっているのです。

 

すべてのダマヌリアン一人一人が、自分自身がこのプロジェクトの発展に参画していると感じられることが、原則となっています。

テリトリーの資源

地球は尊重され、保護すべき生きた存在です。地球を守るのに最善を尽くすため、ダマヌールは、当初より何百ヘクタールものテリトリーの農地や森林を購入し、世話をしながら、人と経済資源を投入してきました。残念ながら、上カナヴェーゼ地方では、多くの栗の木の森が燃やす薪のために伐採され、その結果、実のなる大きな木がなくなり、その森にあったすべての生物多様性が失されました。

 

さらに約10年前から、非常に強い侵食性のあるクリオオアブラムシという寄生虫が、栗の木に発生するようになりました。ダマヌール市民は森を本来の姿に戻すために、クリオオアブラムシと敵対する昆虫を使って戦うことのほかに、植物の治療や修復のための重要な伐採計画を1988年から開始しました。

乾いた木の枝をすべてとり除き、それぞれの植物が生きるのに必要な場所を与えるという方法で植物を選別し、いまではなくなってしまった植物や動物の種を再び導入する手助けをしました。苗を植え始め、エリアごとに生体親和性のある植物の種を特定するという大仕事のあと、生物の多様性を再び導入した結果、多くの動物の種までもが、自然に森に住みに帰ってきました。

水の保護もまた、重要です。ダマヌールのコミュニティー内の水源や泉はきれいに保たれており、雨水は貯水池に貯められ、そののち畑の灌漑用水や、家庭での水利用、もしもの時の消火のために再利用されています。

 

テリトリーの形態学によりパーマカルチャーの原理に従い、湖を作ったり、生体親和性のある植物の種を再び導入することによって、ビオトープ(動植物の生息空間)が再び創造されました。

みつばちも、ダマヌールのコミュニティーのテリトリーのどこにでも居ます。彼らは、植物の種の多様性を保持するための自然のサイクルを構成する役割を担っています。

再生可能な設備

ダマヌールの人々は、環境への影響が少ない、健康に良い家に住むという選択をし、様々な研究や実験を積み重ねて、革新的なエコ建築を可能にしました。

ダマヌールのエコ建築を実現する試みは、エネルギーをリサイクルし蓄える、という原理からスタートしています。私たちはこのエコ建築を“生物気候に関する建築”と特徴づけることができます。

ダマヌールのエコ建築を実現する試みは、エネルギーをリサイクルし蓄えるという原理からスタートしています。私たちはこれを“環境デザインとしてのエコ建築”と定義付けています。

ダマヌールの建築家たちは、あらゆる自然素材をリサイクルしながら、かつて使われていた素材を詳しく調査するところからスタートしました。彼らが使う新しい素材は、粘土、木材、天然の石灰のような、完全にエコロジカルなものです。多くの作業は、熱の優れた不導体や太陽光パネルや光電力の装置のような、エネルギーの貯蓄に向けられています。

昨今建てられているダマヌールの人々の住居は、一切の有害物質を使用していない、健康に良い、自然環境に溶け込んだものです。山小屋や人が住んでいない建物を改修した古い家は、第2の青春を生きています。私たちは、人に施される形成外科は好きではありませんが、古い家にすばらしい改修を施すのは、ほんとうに楽しいものです!

昨今建てられているダマヌールの人々の住居は、一切の有害物質を使用していない、健康に良い、自然環境に溶け込んだものです。山小屋や人が住んでいない古い家を改修した建物は、第2の青春を生きています。古い家にすばらしい改修を施すのは、ほんとうに楽しいものです!

先端技術を使った建物は、ゼロカーボンフットプリント(地球温暖化の原因となる温室効果ガスをゼロにする)の家のモデルともなっています。その家は、その場所から10㎞以内でとれた藁、粘土、家の近くにある土を用いることが徹底されて作られました。

Solerà [/]は、プロジェクトやエコ建築や再生可能なエネルギーの分野において、ダマヌールのコミュニティーの建設における実体験を元に生まれた事業ですが、時代の先端となる住まいを実現しながら、いまや北イタリア全域に影響を与えています。

ダマヌールの2つのコミュニティー、 [4.1a]アヴァール[/]と[4.2a]プリマスタッラ[/]は、イタリアのFEE(Foundation for Environmental Education国際環境教育基金)から、バンディエーレ・ヴェルディ(緑の旗)の認定を受けました。FEEはデンマークに本拠地をもつ国際的な基金で、エコロジカルと持続可能のイニシアティブを促進しています。